2025年1月中に読み散らかしたテキストの備忘録です(覚えている分だけ)。気づいたら一月が終わっていたよ、びっくりだ。
グッドラック 戦闘妖精・雪風 神林長平 ハヤカワ文庫
雪風の二巻。深井大尉と雪風の関係が大きく変わる。当事者曰く「互いが互いの兵器」らしいですが、私は魔女と魔物、ないし悪魔と契約者を想像しました。互いが互いの武器となり枷となり、命を預け合い殺し合い、一蓮托生となるさま。最後の章「グッドラック」のみんなでごはんを食べながらわいわいするシーンがめちゃくちゃ好きでした。緊迫した状況なのになぜかユーモラス。クーリィ准将がめちゃくちゃかっこいいです。こんな女性、いや、人間になりたい。というか准将は私の憧れないし理想そのものだ。そして桂城少尉のキャラが登場時と全然違うのはなぜ…
親不孝通りディテクティブ 北森鴻 講談社
手近にあったので手を出してみる。このかたの文章は整っていて良い。博多を舞台にした、クールな屋台の大将と芸人系結婚相談所調査員によるミステリです。博多弁、目で追うだけでも楽しいのですが、身近で話者がいないために脳内再生ができないのが悔しい。
花の下にて春死なむ 北森鴻 講談社
ビアバーのマスターによる日常+αミステリ。そう、日常系と見せかけて地味に死亡率が高い…最後の編は、それまでの登場人物が勢揃いしていて、語られぬ彼らの物語が暗示されているようで印象的でした。出てくるお料理がいちいち美味しそうなのですが、食材と調理法と味付けを示しているだけで、お料理そのものの描写は少ないです。なのに文章からお料理と、その皿の置かれたカウンター、静かで落ち着いた居心地の良いビアバーの様子が立ちのぼってくるのはなぜだろう。そして器についてはなぜかこまかな表現がされていて、質感が伝わってきますね。あぁ、こんなお店が近所に欲しい…
狐罠 北森鴻 講談社
骨董美術品の目利き、宇佐見陶子の活躍するミステリ。ほらぁやっぱり北森先生の器物の描写、めっちゃくちゃ細かくて良い…内容は謎、ないし探偵役がひとりで活躍する様子に主眼が置かれるのではなく、謎の周りに配置された人々の騙し合いに重きが置かれている印象でした。はじめの、陶子さんが風呂敷包みを抱えてにまにまと帰宅するシーンと、硝子さんとの掛け合いが妙にしっくり来て好きでした。陶子さんと硝子さんはもう付き合っちゃえばいいと思います(違。
それから、プロフェッサーDがお見舞いに蘭の鉢植えを送る場面、ちょっといろいろと妄想できてよかったです(日本でそれほど人付き合いもなく、ましてや見舞いなど行ったことがなかったのかな、とか、見舞いの品を考える時に、定番は果物やお菓子かもしれないけれど相手は胃を切除しているわけで、うーんどうしよう?とぎりぎりまで考えた末に、花屋に行けばなんとかなるかな?と思って花にしたのかな、とか、蘭なのは、その花に陶子さんにまつわる思い出があったのかな、などと)。
ヘルシング 1~10 平野耕太 少年画報社
お正月休みにヘルシングを一気読みしました。かなり昔に読んだきりだったので、読み直しです。引きこもって漫画読むのって幸せー。英国機関vsヴァチカン特務機関vsナチの吸血鬼モノです。少佐の演説シーンがよくネットの動画の下敷きにされています。台詞回しが独特です。結構、いやだいぶ好き。いつ見てもインテグラ様がかっこいいです。クーリィ准将といい陶子さんといいインテグラ様といい、一月はかっこいい女性キャラが豊作でしたね…こういう、ぴっ、としたひとになりたい。